施設内研修

H28.1.27 摂食・嚥下セミナー

 1月と2月の勉強会では、全員参加にて摂食・嚥下について学んでいきます。

 食べることは栄養の摂取だけでなく、生きる喜びや楽しみにつながるものです。また、味覚や視覚、触覚が働き、脳にも刺激を与え活動を高めます。よって、摂食・嚥下機能に障害があると低栄養や誤嚥の危険性が増すだけでなく、意欲の低下によりさらなる悪循環に陥ってしまいます。摂食・嚥下の動作は5つの段階に分けることができますが、今回の研修ではそれぞれの段階で摂食・嚥下機能を維持するために必要な知識、技術について学びました。

 例えば、写真を見比べて食べ物を盛る器が違うだけで食への意欲が変化することや、普段は無意識で行っている飲み込み時の舌の動きや呼吸状態、姿勢について、用意された食事を意識しながら食べることで確認しました。他にも、目を閉じたまま介助者から黙って食べ物を運ばれたり、次から次へと口に運ばれたりする時の気持ちを職員同士で体験しました。この場合、恐怖心から顔を背けて姿勢が悪くなるため、現場で介助する際は利用者様の手を食器に添え、飲み込んだのを確認した後、次の一口に移ることが大切だと身をもって理解できました。

 私たちが食事する際、特に意識しなくても問題なく食べられますが、実際は様々な機能が働いて成り立っています。摂食・嚥下機能が低下している利用者様に食事介助をする場合は、今回学んだように介助者は目線を合わせて正面から介助する、人それぞれに合った一口量に調整する、麻痺のある方は麻痺側から介助して食物の通り道を広げる、といったことに注意して行っていきたいです。

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  • 年間のお休みが多いです。
    (土日、祝日の数)
  • 福利厚生が充実しています。
  • 隣接の保育園を利用できます。
  • 隣が関連病院で、職員が受診した場合、医療費の補助が受けられます。

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