8月と9月の2回に分けて行う、事故対策・身体拘束廃止委員会による勉強会の第1回目について報告します。
まず、身体拘束に関しては、介護保険制度が高齢者の自立を支援することを目的としており、高齢者が利用する介護施設では自立を損なうおそれのある身体拘束は禁止されている、という制度の経緯について説明がありました。また、身体拘束を行うことで身体的、精神的、社会的にも弊害がもたらされますが、一方で、利用者の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合には例外的に身体拘束が認められている、ということを復習を兼ねて学びました。
事故対策委員会からは、施設内の写真を見てどのようなリスクがあるかを考える危険予知訓練(KYT)を行いました。入浴・脱衣所・送迎・リビング・廊下のそれぞれの場面について、グループワークにて意見を出し合いました。その後、ユニットごとに分かれ、危険予知訓練を通して自分たちの日頃のケアを見直すという内容の勉強会でした。
写真で見れば的確に指摘できても、普段の介護現場で気づきが出来ないと意味がないので、意識して日常のケアにあたりたいと思います。また、拘束に関しても、強めの口調で言うスピーチロックや、利用者様の気分を害する言葉遣いが見受けられると介護長より指導があり、気をつけなければならないと感じました。
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