施設内研修

H25.7月度 全体会

7月から8月にかけての全体会は各ユニットによる実践研究発表です。

 コスモス・あさがおユニットでは過去の事故件数をまとめ、その中でも転倒が多かった利用者様について検討をしました。次第に歩行が不安定になってきたため、夜間や日中の見守りはもちろんのこと、すべり止めマットを床に敷いたり、職員を呼んでいただくよう本人に話をしたり、本人にあった靴を購入したりと対策を講じてきました。

しかし、靴を履かず靴下のみで行動される、自己にてポータブルトイレへ行かれてしまうといったことがあり、思うような結果は得られませんでした。全体会に集まった職員に対し、どのような対策をとることが可能か考えてもらい、それを参考にしつつ、職員の目配りと職員同士の連携・声かけを行い、自立度の高い方こそ大事故につながるおそれがあることを意識し、ケアに取り組んでいくと結論づけていました。

 すみれ・ぼたんユニットからは、以前行った終末期ケアについて発表がありました。終末期ケアに至った経緯から実際の援助の内容について説明し、環境整備や食事、清潔保持など様々な点で利用者様本人にとってより良いケアになるよう工夫を重ねました。ご家族様も交代で付き添われたため、介護士と看護師が連携し緊密に情報交換を行っており、家人様からは感謝の言葉をいただくことができました。しかし、なかなか経験することが少ない分、振り返ってみると口腔の保湿やパット交換の間隔、本人への声かけの内容など細かな点で「もっとこうすれば良かった」という課題がいくつも挙がり、今後また終末期ケアをするときはもちろん、日常の介護にも生かしていきたいと締めくくっていました。

ひまわり・あじさいユニットからは、ユニット内で行っている経管栄養について発表がありました。まず経管栄養者の一日の流れを紹介した後、経管の方に対して注意していることを説明しました。例として、経管前はベッドの角度や姿勢は適切か、経管中は胃ろう部からの漏れがないことや滴下スピードはちょうどよいか、経管後や日常においては、熱発しやすいので体温の変化に注意する、胃ろう部周辺に皮膚トラブルがないか、上下肢可動域の状態維持のためリハビリ体操を行う、体位交換によって安楽な姿勢がとれているか、といったことがあります。今後は、現在一日一回しか行えていない離床時間をどう増やしていくかが課題とのことでした。

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