6月は身体拘束廃止委員会による勉強会を行いました。新入職員が慣れてきた頃ということもあり、今回は拘束廃止に向けて基本的なことについて学びあいました。
まずは、どういったことが拘束にあたるのか、具体例をグループで話し合ってもらい、発表しました。ベッドに手足を縛る、つなぎ服や拘束ベルトを使用するなど、施設で原則禁止されている行為の他、「ちょっと待って」、「○○しないで」といった、以前勉強した言葉による制限(スピーチロック)が拘束になるとの意見が多数出ました。
それに加えて、ベッドから起きたいのに起こさない、窓があまり開かないようにロックをかける、お守りセンサーを身につけてもらう、車いすに鈴をつける、といったことも利用者様の自由を奪ってしまったり監視したりする点で拘束にあたるとして、ホワイトボード一面に意見が出されました。
次に、拘束にあたるとした具体例を廃止するためにはどういった方法があるかを再びグループで考えました。その結果、常に目を配ることはもちろんのこと、徘徊や不潔行為などに対してその原因を探って根本から解決する、言葉で制限する場合も「今は他の方の介助で手が離せないからあと5分待って」と理由を説明する、といったことが大切であると学びました。最後は当施設の身体拘束マニュアルを参照し、今後も拘束廃止に向けて職員一丸となって取り組んでいくことを確認しあいました。
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